iD(アイディー)で国民健康保険収納、東京都江東区が試験導入

【情報源】三井住友カード http://www.smbc-card.com/mem/company/news/news0000627.jsp
東京都江東区 http://www.city.koto.lg.jp/topics/699.html


東京都江東区では6月から、NTTドコモが運営する電子マネー「iD(アイディー)」で国民健康保険料を支払えるようにします。若年層の保険料支払い率向上策の一環だそうです。iDによる公金収納の初の事例になります。ただし、対象者はモニターに応募した約30人だけです。モニターは江東区が5月12日締め切りで募集中です。

既に、これまでに、携帯電話料金上乗せ、電子マネーEdy(エディ)」「Suica(スイカ)ただしモバイルSuicaのみ」で支払える試験を実施していましたが、新たにiDが選択できるようになるようです。

江東区の2007年度の同様の事業は、CDやDVDのネット通販で有名なNeowing(ネオ・ウィング、http://www.neowing.co.jp/)が随意契約で受託しています。つまり、NeowingのEdy決済などの仕組みを江東区が使っていたようです。Neowingの受託費用は月額45万円、決済手数料はわずか1円となっています。

http://www.city.koto.lg.jp/kusei/keiyaku/10124/23308.html

江東区のウェブサイト上では、2008年度の事業をどこが受託したのかはまだ公表されていません。まだ入札が行われていないのかもしれませんが。いずれにしても、決済手数料1円では絶対に利益を出せないでしょう。電子マネー事業者にとっては、公金決済分野は先行投資の意味合いが強いようです。