ICOCA(イコカ)普及が簡易委託駅の運営に打撃

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中国新聞の報道によると、JR呉線・新広駅(広島県呉市)の運営が鉄道ICカードICOCA(イコカ)」の普及による乗車券販売の減少で苦境に陥っています。同駅には、簡易型ICカードリーダー・ライターが設置されています。ICカード普及によって、乗車券を買わずにICOCAで乗車する人が増えて乗車券販売が減ったそうです。

ICOCA定期券を販売して手数料が得られれば問題なさそうですが、新広駅にはICカード対応のマルス端末が設置されておらず、ICOCA定期券の販売収入は他の駅に奪われているようです。

新広駅は呉市の市街地に近く、乗客数約3600人。ローカル駅というよりは都市部の駅です。ICカード普及が駅運営の在り方も変えているようです。利用者が多い駅だけに、ICカードによる効率化の利益を関係者にうまく配分すれば良い解決策が出来るかもしれません。