新潟都市圏在来線自動改札システムの導入について

【情報源】JR東日本(新潟支社) http://www.jrniigata.co.jp/press/200407ji-kai.pdf

新潟都市圏のJR在来線39駅に自動改札機を導入するという発表です。JR東日本の地方交通圏では、仙台に次ぐ2番目の自動改札機導入になります。

まず、2004年秋から、新潟駅新発田駅など23駅に磁気券・ICカード両対応の自動改札機を導入します。当初はSuicaは使えないようです。その後、13駅にICカード専用の自動改札機を設置して、2005年以降にSuicaのサービスを稼働させます。

興味深いのは、今回、JR東日本が初めて「ICカード専用自動改札機」の導入意向を表明したことです。ICカード専用の自動改札機は、磁気券処理に必要な読み取りヘッド、券を搬送するローラーなどの複雑な機構がない「ただの箱」です。IC・磁気両対応改札機はもちろん、磁気専用の改札機と比べても大幅なコストダウンが可能です。

JR東日本は、新潟駅などの主要駅にはIC・磁気両対応改札機を設置し、比較的利用の少ない駅にはIC専用機を置くことで、トータルコストの抑制を図るようです。今後Suicaの普及が進むにつれ、首都圏でも新駅設置の際や現行の改札機の取替えの際などに、IC専用機が導入されていくと思われます。