普通列車グリーン車の「新しいサービス」と湘南新宿ライン等の増発について

【情報源】JR東日本 http://www.jreast.co.jp/press/2004_1/20040504/

池袋駅構内の大規模工事完了に伴い、この秋に湘南新宿ライン東海道横須賀線と宇都宮・高崎線が新宿経由で直通するルート)が増発されます。

同時に、新しい普通列車グリーン車サービスが始まるそうです。そのうちSuica(スイカ)に関連するのは、「グリーンSuicaシステム」と呼ばれるものです。

これは、

1. Suica対応自動券売機で、電子チケットの「Suicaグリーン券」を購入する
2. そのSuicaを、グリーン車の各座席上部に付いている「Suicaグリーン券読み取り部」にタッチする
3. 読み取り部に付いたランプが緑色になり、車内検札が省略される(降車駅に着くと赤色に戻る)

というシロモノです。

利用者にとっては検札が省略になるぐらいしかメリットがなさそうです。一歩進めて、事前にグリーン券を購入しなくても、乗ってから座席の読み取り部にタッチして降りるときにそのまま改札口を出るときにタッチすれば自動的にグリーン料金を引き落とす(で、改札口で○時の電車の×席に座っていた人が改札を出たという情報を取得して、これを無線で電車に転送して、10分後ぐらいには緑色のランプを赤色に戻す)、という感じだったらすばらしかったのですが。

一方JR東日本には、これが普及すれば車掌の労力を削減できるメリットがありそうです。今後、座席指定券などをSuica化するための布石になるかもしれません。(ただし、座席指定券の場合、今のSuicaでは座席番号が見えないので、携帯電話内蔵型の「モバイルSuica」での実用化が有力です)